おぎのや謹製「峠の釜飯」、信越本線の横川駅などで販売されている駅弁です。
出張が多い生活をしていることもあって、わりかし駅弁に親しむことが多いのですが、
北(東)へ向かう時は「峠の釜飯」
南(西)へ向かう時は「崎陽軒のシウマイ」と、だいたい買うものが決まっています。
今回は「峠の釜飯」の話。
具沢山で、駅弁にしてはコスパも良い方だと思うので好んで買うのですが、
最大の問題は、食べ終わった後の容器ですね。
初めて釜飯を食べた時は記念に持ち帰りましたが、それ以外は捨てて(引き取ってもらって)います。
なかなか荷物になるし、どうしたらいいのかな?と思っていたところです。
ちょっと前から、紙容器の「峠の釜飯」が発売されている、という情報を入手しました。
発売されているのは東京駅や新宿駅など、都内の駅弁屋さんがメインとのこと。
出張や旅行のたびに探し求めていたのですが、「峠の釜飯」は大変人気らしく、
入荷と同時にお客さんが殺到、そして売り切れになってしまい、買う機会を逸し続けていました。
ならば、オフィスに行く時、つまり日常生活の昼食代わりに買ってしまおうと思い立ったのです。
場所は東京駅、たしか14時くらいだったと思います。
残り数個になってしまった「峠の釜飯」を見つけました!
陶器製のものとは違って、少しライトな感じ。お値段は変わらず1000円でございます。
ちょっと不思議ですが、容器が紙製になると1000円というのに対して「ちょっと高いな」と感じてしまう自分がいます。
やはり、あの容器だからこそのコスパ感覚があるのでしょうかね。
通常であればこれから新幹線に乗って…ということになるのでしょうが、
今日の私にとって、この「峠の釜飯」は昼食であります。こんな駅弁の買い方している人がどれくらいいるのでしょうか。
駅弁屋さんは大きな荷物を持った人で溢れかえっています。
一方の私はというと、タブレットと財布だけが入ったクラッチバックを持っているだけ。
強烈な違和感と疎外感を(なぜか)覚えてしまいます。
雑踏するレジで支払いを済ませて、早速オフィスへむかいましょう。
駅弁を持って「出社」する姿もなかなかおかしな話ではあるのですが…
見ての通り、容器は純白の紙でございますね。
ほんのり温かいのが良いです。やはり「峠の釜飯」は温かいのに限ります。
蓋を開けると、中身は陶器製のそれと変わりのない、釜飯スタイル。
ご飯が見えないくらいに充実したおかずが目を楽しませてくれます。
そして忘れてはならないのが、香の物です。
これは陶器製と同じように、プラスチック製の箱に入っていますね。
「峠の釜飯」の何が好きかというと、とにかく品数をケチらないことです。
香の物も同様で、たんなる漬物と言ってくれるなというくらい、いろんなものが入っています。
楽しいランチタイム。幸せ。
毎日買うことはさすがにできないと思いますが、また見つけたら買ってみようかと思います。
これからもよろしくお願いします。