ハゲ(半家)で沈下橋

沈下橋、というものをご存じでしょうか。

川が増水したときに「沈下」する、つまり流れの中に沈む橋のことをいいます。

本州にもいくつか存在している沈下橋ですが、そもそも川の増水時に通行禁止になる、幅が狭い、欄干がないなどいくつかのウィークポイントを抱えているため、

数自体が少なくなっているように思われます。

 

というか、沈下橋ってなんだよ?とお思いの方もいらっしゃるでしょうから、こちらをごらんくださいませ。

 

f:id:Toh-matu:20190105182758j:plain

「橋」として想像するよりもかなり低い所にかけられているのが分かると思います。

通常であれば、堤防のかなり高い所を通るのでしょうが、

そこまでの費用をかけずに、「とにかく対岸まで濡れずに渡りたい」というニーズを満たしてくるのが、この沈下橋なのです。

 

以前、四国を車で旅した時に見つけて以来、その「面白さ」にはまってしまいました。

今回は(といっても2016年の出来事なのですが)、鉄道駅から「手軽」に行くことができる沈下橋をご紹介したいと思います。

 

といっても、場所は予土線。わりとガチなところを走っている路線です。

宇和島から乗るか、高知方面から乗るか、どちらにせよ乗る人をかなり選ぶ路線であることは間違いないでしょう。

 

 山深い四国の、もっとも山深い(そして四万十川がくねってる)所。

 

半家駅(はげ・えき)は、ここにあります。

 

なお、予土線の本数自体が少ないためご利用は計画的に。

 

f:id:Toh-matu:20190105183510j:plain

半家HAGE

とりあえず、撮りたくなる駅名標です。

 

目指す沈下橋は、半家駅から歩いて15分(北東方向)にある中半家沈下橋

本当は、半家地区にある

半家沈下橋

とか

半家天満宮

にも行ってみたいところなのですが、今回は徒歩圏内だけに限定しましょう。

 

15分のウォーキングだと思えばそこまで「遠いな」とは感じません。

ただし、快晴のときだけにしておきましょうね。間違えても大雨の時に行かないように。

同じ画像になりますが、あっさりと姿を現します。

f:id:Toh-matu:20190105183936j:plain

渡るためだけの橋

ちょっと間違えたらすぐに川の中。噂によると、ある地域の自動車学校では沈下橋を運転しなければならないと…

運転初心者には恐怖そのものでしょうね。

免許を持っている人でも嫌がると思います。

 

f:id:Toh-matu:20190105184133j:plain

遮るもののない、橋の上

早速渡ってみましょう。

沈下橋のなかには、中央部分で車同士(といっても軽自動車でしょうけど)がすれ違うことができるくらいの「膨らみ」があるところが多いのですが、

中半家沈下橋はそのようなものもなく、ストレートです。

 

駅側、つまり国道側から向こう岸を見ている構図になりますが、

川向こうにもしっかり集落があり、人が住んでいることが分かります。

なお、沈下橋のすぐ横には車の通ることができる橋もあるため、車でも気軽に訪れることができます。

 

f:id:Toh-matu:20190105184426j:plain

橋の真ん中に警告文

橋の真ん中にはこんなメッセージが。

個人的には頼まれても飛び込みたくないのですが、子どもだったら、そして夏だったら飛び込んでみたくなるのでしょうね。

 

渡りきって、鑑賞して、戻って、徒歩15分で駅。

行き帰りの時刻表をきちんと調べておかないと大変なことになってしまいますが、

旅の途中でふらりと下車してみるのも良いと思われます。