鬼平犯科帳を巡る旅・石清水八幡宮へ

関西へ出張に来たからには、行きたい所がありました。

池波正太郎の長編小説『鬼平犯科帳』の第三巻(文庫版)の「兇剣」、

鬼平たちは京都を出発し奈良に移動します。

その時に参詣しているのが、石清水八幡宮なのです。

 

この夜。

長谷川平蔵一行は石清水八幡宮へ参詣をし、宿院へ泊っている。 

 

記述としてはこれだけなのですが、東京(江戸)中心の話が多い「鬼平犯科帳」では、珍しく江戸以外の寺社へ向かった記述です。

 

石清水八幡宮。

京都府八幡市にある神社で、宇佐神宮、鶴岡八幡宮と並ぶ、日本三大八幡宮のひとつにあげられています。

創建は平安時代前期で、「いわしみず」という名前を聞いたことがある方もいるかもしれません。

 

鉄道成分多めの僕にとっては、京阪電車に乗れる願ってもないチャンスなので、

これはぜひともお参りしたいところ。

ちなみに京都〜大阪の移動では、阪急→JRと続いて、京阪を使ったことはありません(ごめんなさい)

「京阪カーブ式会社」と呼ばれるほどカーブが多く、あまり得意ではないというのが理由でした。

 

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(風景の写真なのにFoodie使ってますが、そこはご愛敬で。)

 

到着したのは京阪電車の八幡市駅です。

オフシーズンの、しかも平日に来たため、とても閑散としております。

シーズン真っ盛りにくれば、門前町の賑わいを見ながらお参りもできましょうが、

今回は今回として、よし。

 

ちなみに、京阪に乗っていて一番面白いのは八幡市駅の近辺だと思っています。

大阪(淀屋橋)方面から電車に乗ると、八幡市駅を過ぎたあたりで

淀川に合流する寸前の木津川と宇治川の2つの川を渡ります。

その線形が極端に素晴らしいのです。

文字にすると難しいので、ぜひ八幡市駅〜淀駅に乗ってみてください。

 

八幡市駅から徒歩数分、男山ケーブルの八幡市駅に到着します。

片道200円、往復400円という明朗会計になっております。

 

今回、帰りは表参道を歩いて下ろうと思っていたので、片道だけ購入します。

改札機に切符を投入すると、切符はそのまま回収されます。

終点の男山山上駅では改札が行われていないため、このようなシステムになっているわけです。

最初は気づかなかったので、なぜ切符が出てこないのか不安になりました。

ただ、切符が出てこない以上、当方に落ち度はないためこのように想像したわけです。

結果的に当たっておりました。

 

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写真では分かりにくいですが、ケーブルカーなのでかなりの勾配を上ります。

この便の乗車は自分を含めて5人。これから秋が本格化してくると乗客が増えていくのでしょう。

ちなみに、石清水八幡宮のトップシーズンはお正月です。すさまじい数の参拝者が訪れることで有名だそうですね。

 

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男山山上駅を出ると、誰もいなくなりました。

ここから約5分、登り道を歩いて行くことになります。

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さすがに立派な石清水八幡宮の本殿です。

(史実ではないにせよ)鬼平(長谷川さん)もここにお参りしたのかと思うとちょっと嬉しくなります。

 

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と、こんなものを発見しました。

パナソニックが、本殿・賛同の灯篭用に使うLEDユニットを奉納したとのこと。

パナソニックの本社は、門真市にあります。

門真市は、京阪沿線の市ですね。その縁でしょうか。

灯篭の灯をLED化するなんて、なかなかオツなことをなさる。

 

ぜひとも、日が落ちてから訪ねてみたいものです。

 

などと思っていたら…

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見えちゃいましたね。LEDのユニット…

ちゃんとフタがはまっているはずなのですが、何らかの理由でフタが外れてしまったようです。

この前の台風が原因でしょうか…?

 

お参りを済ませて一休みした後は、表参道を下っていくことにします。

ケーブルカーがなかった昔、人々は表参道(または裏参道=当面通行止め)を上り下りしてお参りをしていたのでしょう。

下り道でさえ結構な勾配ですから、これを登るのはなかなかの体力が必要になるでしょう。

ただ、妙齢の美女さん団体は元気よく歩いておりました。

おそるべし高齢社会。

 

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本殿を出てまっすぐに進めば表参道に着くことができます。

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一大観光地だけあって、標識なども新設設計です。

 

下りきると、気になるものが見えてきました。

本当は鳥居をくぐりたいのですが、寄り道したくなる「あるもの」が見えてくるのです

 

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どう見ても、気になる『安居橋』

由緒書を見てみましょう。

 

安居橋(あんごばし)

安居(あんご)の名の由来には、諸説があります。

一説では、鎌倉時代より八幡の町ぐるみで行われていた安居神事から名付けられたと言われています。【以下略】

写真に撮りたくなる橋で、時代劇でもこの橋をロケ地とするものがいくつかあるそうです。

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これにて石清水八幡宮のお参りは終了。一路、梅田に戻ることにします。

 

追伸

梅田に戻ってきた理由、もちろん仕事の打ち合わせがあったということもありますが、

大阪に来たからには食べておきたいものがあったのです。

 

ここでクエッションでs

(大泉さんのミステリーハンター風に言ってください)

 

冗談です。「かすうどん」です。

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もはや説明不要だと思います。

肉うどんではなく、かすうどん。是非とも食べてみたかったのです。

なかなか衝撃的なネーミングでございまして、果たしてどんなものが出てくるのかわくわくしていました。

 

結論から申し上げれば、僕は好きです。

ただし、好き嫌いははっきり分かれるかと思います。

また食べたい。

関西風と関東風のスープの違いすら分からない僕ですが、美味しかったです。

 

追伸2

もし「You、関西に住むかい?」と言われたら、

0.2秒くらいで「はい、よろこんで!」と言うでしょう。

関西って、頑張れば山陰から四国から紀伊半島から北陸まで、

すんごく濃いエリアに日帰り旅行できるんですよ!

 

しかも、寺社巡りが趣味の僕にとっては、天国のような場所です。

 

なお、泉州弁(大阪弁とは違うらしい)が苦手、というか怖いので、

なかなか大阪南部に住むのは難しいと思います笑

 

関西、じっくり旅行してみたいところです。

では。